まずは、2018.9.20 の産経

自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は20日、総裁選で石破茂元幹事長に投票した理由について「違う声を強みに変える自民党でなければならないと思った」と述べた。党本部で記者団に語った。3選した安倍晋三首相については「政治家として腹の底からやりたいこと、思っていることを完全燃焼していただきたい。党内で違う声やさまざまな声があっても、それを強みに変えていただきたい」と語った。

https://www.sankei.com/politics/amp/180920/plt1809200055-a.html

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そして、今日の産経

沖縄県知事選自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は27日、沖縄県知事選の与党系候補を応援するため、那覇市内で街頭演説した。演説中、発言の誤りを陣営関係者に指摘されると、学校法人「森友問題」「加計学園」問題で官僚による首相らへの忖度(そんたく)が指摘されたことを念頭に「周りがイエスマンじゃない。『あなた違いますよ』と訂正してくれる人たちがいる。いいですね」と語り、聴衆の笑いを誘った。
 演説で、以前に訪れた沖縄の老舗食堂のある自治体名を間違えた。小泉氏は「気を使われて『ああ、小泉さんには間違っているって言えないな』って思われたら終わりなんです」と述べた。
 演説会場には野党系候補の名前が書かれたのぼりや「基地建設を許さない」との横断幕を持った人たちが陣取った。小泉氏は「とうとう相手候補(の支援者)まで応援に来てくれました。最後まで頑張りましょうね」と笑顔で手を振り、聴衆から大きな拍手がわいた。小泉氏の沖縄入りは今月に入り3回目。

産経に限らず、どこも良いところしか書かないし良いようにしか書かない…

小泉進次郎氏は、投票直前まで沈黙し土壇場で石破支持を表明、総裁選が始まった当初からキリギリまで、どちらを支持するかを明確にしなかった小泉進次郎氏の「自民党は違う意見を押さえつけるのではなく、違う声を強みに変えていく党でなければいけない」には説得力がない。このような人物が将来の総理候補といわれていることに不安を感じるのは私だけでしょうか?


正論8緊急特大号で、足立康史氏が「進次郎」氏について語られていることをメディアの対応を見るたびに思い出します。

足立氏は新潟県知事線のときに、与党候補の応援のため新潟に入ってくれという自民党の要請を断ったことについて次ように語った。

進次郎さんの一番ダメなところは勝負に出てこないことです。

例えばマスコミに登場するのは、自分が取り組んでいる政策をアピールしたい時ばかり。

政治生命が傷つくことを恐れているのか、安全保障政策や外交政策が問われるような取材はほとんど受けていないし、論破される可能性があるテレビの討論番組にもまず出てきません。

周りも「進次郎つぶしたらあかん」と守り、進次郎人気にあやかりたいマスコミも彼を必要以上に甘やかしています。しかし、一国のリーダーに育つためには数々の修羅場を経験しなければなりません。

安倍首相は第一次政権で辛酸を舐めたからこそ今の強さを手に入れることができました。

素足で険しい峠を踏破し、足を血だらけにした者だけが、トランプ、プーチン、習近平、金正恩らと堂々と渡り合っていけるわけです。

労せず選挙区を譲り受けるなど他の一般的な候補者よりも恵まれている世襲議員の最低限の義務は、先代を乗り越えることです。

安倍首相はそれを果たしつつありますが、進次郎さんの場合、今のような甘やかされた状態が続く限りは夢のまた夢でしょう。

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小泉進次郎氏は、加計学園の獣医学部新設を巡って、今年6月10日に青森県三沢市で講演したときには「一つのことにおかしいといえなくなり、黙っていることに慣れてきたら終わりだ」と訴えています。

虎視眈々と総理の椅子を狙っている小泉進次郎氏の「黙っていることに慣れてきたら終わりだ」「違う声を強みに変えていく」という言葉は単なるパフォーマンスに過ぎず、本気でこの国のために何かをなそうとする覚悟は感じられない。

まだ皆さまの記憶に新しいと思いますが、19日、秋葉原の街頭演説会の麻生太郎氏の言葉は、とても重みがありましたね。
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安倍晋三候補の後を受けて、麻生太郎と福田康夫候補と2人で総裁選挙を争ったことがあります。麻生派は、たったの15人。15人よ。あとは全派閥福田候補だった。

その時に、私どもは何と言ったか、今でも覚えてますよ。間違いなく、俺についてくる人は必ず冷や飯を食いますと。冷や飯食うことを覚悟でついてくる人だけ、一緒にお願いします。そう申し上げて付いてきたもらった人が安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明。

そういった人たちに付いてきてもらって、われわれは間違いなく、その1年間、残り1年間全く無役で終わりました。いいじゃないですか「冷や飯は冷や飯なりにうまい食い方があります。焼き飯にしたってうまい、お茶漬けにしたってうまい。

冷や飯は冷や飯なりの食い方があるのだとそう申し上げて、明るく選挙をやらせてもらったと思っています。今、何となく冷やしておいて、いろいろな冷や飯を食わせるなとか何とかかんとか言っている人たちがいるみたいですけど、覚悟が足りないんだ覚悟が。

冷や飯食うぐらいの覚悟を持って戦って当たり前でしょうが。そういう覚悟のない人に、われわれは間違いなくこの日本という国のかじ取りを任せるわけにはいかない。そうではありませんか?