はじめまして。
心の風景blog管理人です。
今日は岡本太郎さんの言葉を、読者の皆様へご紹介したいと思います。
意志を強くする方法なんてありはしない。
そんな余計なことは考えるな。
君はほんとうは激しく生きたいんだよ。
だから”死”が目の前に迫ってくる。
それはとても正常なことだ。
自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。
なければなおいい、今まで世の中で能力とか才能なんて思われていたものを超えた、決意の凄みを見せてやるというつもりで、やればいいんだよ。
むしろ、能力がないほうが素晴らしいんだと平気で闘えば、逆に能力がひらいてくる。
ぼくは、特別力が強いわけでもない、金をそんなに持っているわけでもない。
頭脳だってそれほど優秀じゃないかもしれない。
つまり、さまざまのマイナスの面を背負っている。
でも、マイナスの面が大きければ大きいほど、逆にそれと反対の最高にふくれあがったものを自分に感じるわけだ。
弱い、なら、弱いままのありのままで進めばいいじゃないか。
他人が笑うまいが自分で自分の歌を歌えばいいんだよ。
歌に限らず他人の判断ばかりを気にしていては本当の人間としての責任がもてない。
もし自分がヘマだったら、”ああ、おれはヘマだなあ”と思えばいいじゃないか。
よく”一流好み”の人がいるが、それはつまりただ世間の、他人の評価をウノミにしてありがたがっていることだろう。
誰がなんといおうと、三流だろうが、五流だろうが、自分のいいと思うものはいい、という態度を貫かなければ”ほんもの”なんかわかりゃしないよ。
一流だから知りたい、好きになりたいなんていう、さもしい根性を持たずに、自分の本当に感動する人間を探し、つかまえるんだね。
その発見のポイントに世の中全体にその価値を認めさせるように、きみ自身、力を尽くせばいい。そうすると世界が変わってくるよ。
自分自身を責めることで慰め、ごまかしている人が、意外に多いんだよ。
そういうのは甘えだ。
惨めな根性だと思うね。
何かすごい決定的なことをやらなきゃ、なんて思わないで、そんなに力まずに、チッポケなことでもいいから、心の動く方向にまっすぐに行くのだ。失敗してもいいから。
1度失敗したなら、よしもう1度失敗してやるぞ、というぐらいの意気込みでやることが大切なんだ。
うじうじと考える必要はない。
すべてのマイナスをプラスの面でつらぬけば、マイナスだと思っているものがプラスになって転換してくる。
ほんとうの調和というのは、お互いに意見をぶっつけ、フェアにぶつかりあうこと。
誰もが、あえて出る釘になる決意をしなければ、時代はひらかれない。